Edotco が Ooredooのエネルギー資産を引き継ぎ、電波塔を管理することに

昨日、電波塔企業であるEdotcoは、運用とエネルギー効率を改善するため、カタールの企業のOoredooからエネルギー資産とミャンマー全土に広がる1,250機の電波塔の管理を引き継ぐことに合意した。

マレーシアの通信大手Axiata Groupの子会社Edotcoグループに属するEdotco Myanmarは、今後エリア内の全ての利用者にエネルギーを提供し、管理することができるようになる。 同社は、今回のシステムの統合は事業を強化するだけでなく、エネルギー効率と環境効率を上げるように定められていると述べた。
Edotcoのミャンマー担当マネージングディレクターであるVijendran Watson氏は、このビジネスモデルの転換により電波のみの提供から電波プラス電力提供への移行が進むと話す。
また、全体的な電力管理システムを運用し維持することで、エネルギーシステム全般の最適化を行うことができるようになると述べている。
それとは別にEdotcoは遠隔モニタリングを提供し、エネルギー管理の問題が発生したときにそれを解決し、ネットワークが回復するまでの時間を短縮することで業務効率を向上させるとも説明する。全ての利用者とエネルギーシステムを共有することで、エリア内で個々にディーゼル発電機を使用する複数の事業者による騒音および環境汚染の低減をも図るという。

Ooredooミャンマー社のVikram Sinha最高経営責任者(CEO)は、このパートナーシップにより、Edotco はエネルギー需要を効率的に管理し、事業と顧客のニーズを満たすことを優先することができると述べた。
また、電力システム全体のパフォーマンスを改善することで、エネルギー効率が向上するとともにネットワーク回復にかかる時間が短縮し、運用効率と環境面の両方において利益を得ることができるともSinha氏は述べている。

2012年に設立されたEdotcoは、アジア地域で最初の地域的かつ統合的な通信インフラサービス会社として、風力タービンタワーおよび太陽光発電塔を設置したタワーサービス部門においてEnd to Endのソリューションを提供している。また、竹と木材で作られたタワーの導入も計画している。
2016年、シンガポールに上場しているYoma Strategicは、テレコムのタワーオーナーであるEdotco Investments Singaporeの株式12.5%を、マレーシアのAxiata Groupに3500万ドルで売却した。 Edotco Investments Singaporeは現在、Edotco Myanmarとして知られているMyanmar Towner Company(MTC)を所有しており、Oordeooを主な顧客としている。

国内の電気通信部門はノルウェーのTelenor ASA、Ooredoo、政府系で現在日本の通信事業者KDDI Corpや住友商事と提携しているMyanma Posts&Telecommunicationsがサービス提供を強化している。あた、今年はベトナムの国防省が運営するベトナム・グループが、ミャンマーの4番目のサービス・プロバイダーとして運営を開始した。
(Myanmar Times 2018年5月25日版 第8面より)