ルクセンブルグに本社を置くAdvans Groupが運営するマイクロファイナンス機関のAdvans MyanmarとYoma銀行は、ザガインとマンダレー管区でマイクロファイナンス機関を支援するための3つの契約を締結した。
同契約には、70万米ドル相当のクロス・カレンシー・スワップ及び10億チャットのバック・ツー・バック・ローンを含む。これら2つの契約により、Advansは海外からの借入時の為替相場リスクを完全にヘッジし、マイクロファイナンスビジネスを開発するための現地通貨の資金を提供することが出来るようになる。Yoma 銀行の代表は、これら資金によりマイクロローンをザガイン及びマンダレー管区の2,000以上の家族に提供できると予測している。
「私たちはミャンマーの銀行に基づく顧客に、便利でアクセスしやすい、公正で持続可能な金融サービスを提供する。これらサービスは現地ビジネスを強化し、雇用を創出し顧客の生活水準を改善させるだろう」とAdvans Myanmarの社長Jana Chmelni Zki Kadian氏はコメントした。
クロス・カレンシー・スワップは、Yoma銀行がマイクロファイナンス機関と締結した最初の契約である。そのバック・ツー・バック・ローンは、外国通貨為替変動に対するヘッジ・ソリューションを提供する。
農業金融プログラムを運営するYoma銀行の信用危機コンサルタントのTeun Van Vlerken氏は、バック・ツー・バック・ローンは銀行が通常必要とする固定資産担保要件を提出するためのミャンマーのマイクロファイナンス機関の要件がなく、資金調達をより容易に行うことができると話した。
(Myanmar Times 2018年5月30日版 第6面より)