新大統領、汚職禁止の活動に弾みを提供

国の次代リーダーとして、3月28日に下院議会がWin Myint氏を選出した時、人々は国民民主連盟政権で国民の信頼を奪っていた国の官僚の汚職に対し遂に対処することを期待した。
そしてその希望は間違えではないように思う。Win Myint大統領の任期の2か月間で、食品医薬品管理局局長及び計画財務大臣の2人の上級役人が解雇されている。
Win Myint大統領は就任以来、職員の汚職を追及する意向を明確にした。3月30日に行われた最初の大統領演説で彼は公務員の給与を引き上げることを誓ったが、慣習を変え政府の効率を改善するよう求めた。
彼はまた、汚職を行った職員に対し非常に厳しく取り組んでいると強調した。
「変革プロセスが遅れている政府機関を、厳しい管理下の置く必要がある。国の脆弱な司法システムの強化が必要がある。汚職撲滅のため、更なる努力が必要である」と彼は警告した。
4月11日に、同氏はネピドーの大統領官邸でミャンマー汚職禁止委員会のメンバーと面会した。彼は委員会メンバーに、政府の汚職を清算し、良いガバナンスを導入することは国家の尊厳に関係すると話した。
Win Myint大統領は、委員会は恐れも好意もなく業務を実施すべきと話した。
委員会議長Aung Kyi氏は、1月早期に委員会は政府の汚職撲滅キャンペーンを強化する計画を起草していたという。
「計画は、2018年の汚職禁止活動のため起草されている。事は計画通りに進められる。さらに、汚職撲滅のための新たな戦略が4カ月以内に起草され、2019年に実施される予定である」と彼は話した。
国の汚職禁止法は2013年8月7日に制定されたが、同法改正のための草案は2018年1月19日に公開された。改正された草案では21の変更があり、訴えを受け取った結果委員会は汚職の予備調査の実施、汚職で告発された情報が情報として取得され、告訴がなくとも調査を実施することができるなどが含まれる。
昨年11月に、Aung Kyi氏が機関を引き継いで以来、800件以上の苦情を受け取っていると委員会は発表した。
委員会は4月20日に、健康施設建設のための政府との契約の引き換えに、企業から15億5,000万チャット(112万米ドル)の賄賂を受け取った疑いの元FDA局長Than Htut氏に対する汚職事件を掲出した。
1月後、委員会の調査により計画財務省大臣Kyaw Win氏の汚職の疑いが報道された。先週Aung Kyi氏は、委員会がKyaw Win氏の事件に関する調査書を提出する準備ができていることを確認した。金曜日に、包囲された大臣は職を辞職した。
警察特別調査局の局長Maung Maung Kyaw氏は5月15日の記者会見で、同局は委員会に何時でも必要な支援を提供すると述べ、捜査の一部に関し委員会と密接に連携していると述べた。
「委員会は当局の職員を直接任命し管理するため、私たちは職員が捜査している事件に関し干渉したり尋ねたりすることはできない」と彼は話した。
野党である連邦団結発展党の広報官Thein Tun Oo氏は最近の政府の汚職撲滅キャンペーンの動きを歓迎し、汚職が排除されなくても最終的に最小化されることへの期待を表明した。
「汚職を排除するためには職員に十分な給与を与え、マインドセットを変えるための教育を加速させる必要がある」と彼は述べた。「十分な給与や教育などが実施されれば、汚職の排除はより容易になる」。
「汚職禁止法は改正されると聞いた。加えて、委員会は完全な権限を委ねられるべきである。規制があれば、業務を実行することは容易ではない」と彼は述べた。
元情報大臣のYe Htut氏は、政府は前政権以上に汚職の被告に取り組む必要があると話す。彼らは法的措置に直面することなく辞職を強いられた。
「政府は汚職に対し効果的な措置を講じていないと、国民は考えている」。「汚職禁止のための透明性を持った対策を歓迎する」。
(Myanmar Times 2018年5月28日版 第3面より)