ミャンマー複合企業Zay Kabar社と中国ディベロッパーZhejiang Luding Investment社は、ミンガラドン地区でのバザー共同開発の契約を締結した。
124エーカーにも及ぶ土地での卸売小売市場、戸建て住宅とオフィスビルの開発を含む同事業の設計が、必要な承認のためヤンゴン市開発委員会(YCDC)とミャンマー投資委員会(MIC)に提出された。
建設は、MICが事業を承認した後に開始される予定である。両社は同事業開発のため、総額7億米ドルを拠出した。
バザー開発の構想は、建設省がヤンゴン中心部のストランドロードとヤンゴン‐マンダレー間の高速道路をつなぐ40.5キロの高速道路の建設を承認した後発案された。
同高速道路の利点の1つとして、ヤンゴン中心部とミンガラドンにあるヤンゴン国際空港間の移動時間を短縮し、渋滞のピーク時間帯でもたったの20分で移動できるようすることが挙げられる。
まもなくヤンゴン住民は、高速道路を利用してミンガラドンバザーを訪れ、ミンガラドンでワンストップショッピングバザーができるようになるとZay Kabar社の会長Khin Shwe氏は述べた。
「ミンガラドンバザーは、ダウンタウンエリアでは渋滞やスペースの制約のため妨げられることがある、1つのエリアで必要なものを全て購入することができる選択肢を消費者に提供する」。
Zay Kabar社は、事業開発のための資金調達及び技術ノウハウの提供が期待される中国のZhejiang Luding Investment社と協力する。
「ミャンマーでは、借入金利は13%と高額だが、中国ではわずか1%~3%である。そのため、必要資本を事業に投資する中国会社と提携する必要がある」とKhin Shwe氏はいう。
ミンガラドンバザー以外に、Zay Kabar社はバハン地区にあるMya Yeik Nyo Royal Hotel付近の不動産事業の開発を行っていた。
昨年6月に承認を受けた不動産事業は、24階建てのビル12棟を含む予定であった。しかし同事業はKokkine貯水池に近接していることが原因で、3月14日以来ヤンゴン市開発委員会により中止されている。
Kokkineへの潜在的な被害は、バハン、ダゴン、カマニュ、マヤンゴン、タームエ、サンチャウン、アローン、Kyeemyindaing、ミンガラータウンニュを含むヤンゴンの9つの地区での水不足を引き起こす可能性がある。これら地区には、シュエダゴンパゴダやヤンゴンジェネラル病院がある地区が含まれている。
(Myanmar Times 2018年4月23日版 第7面より)