日本が主導する企業連合であるY Complex 社は、昨日、ヤンゴンのシュエダゴン・パゴダ通りとウ・ウィサラ通りの交差点で大規模な複合開発プロジェクトの開発を開始するために必要とされる環境社会評価を行うための予備的な議論を行った。
Y Complex社は日本の株式会社フジタ、東京建物株式会社、株式会社海外交通・都市開発事業支援機構が、Ayeyar Hinthar Holdings 社の子会社である Yangon Technical & Trading 社 (YTTC)との提携のもと運営している。
今年は、16,000平方メートルにわたる軍事博物館跡地において3億3520万ドルをかけた開発プロジェクトが開始される。この開発プロジェクトは、高級オフィスビル、商業施設、約92,000平方メートルの総床面積を占める豪華なOkura Prestige Yangon hotelからなる。
E Guard Environmental Servicesはプロジェクトの環境影響評価(EIA)を実施するように委託され、また、REM-UAE Laboratory and Consultant 社は社会影響評価(SIA)を実施するための計画を作成する。
評価は来月に完了すると見込まれており、その後書類が天然資源環境保護省の環境保護部に提出されると、REM-UAEの取締役の U Win Naing Tun氏は説明した。
ミャンマーの環境保護法の下で、関連省庁は90日以内にEIAおよびSIAの報告書を審理する。
株式会社フジタ企画計画部長のInoue Shoichi 氏によると、EIAとSIAが承認され次第、Y Complex 社は、同国の規制と調和した形でプロジェクトに取り組み始める予定である。
このプロジェクトは、2020年に完了する予定で、2016年に承認された新ミャンマー投資法の下で、ヤンゴン地方政府とミャンマー投資委員会(MIC)により承認を受けた最初のプロジェクトである。
この企業連合は建設・運営・譲渡契約(BOT)の方式で開発されるこのプロジェクトの受注を2013年に勝ち取った。このプロジェクトには800以上の建設の仕事を創出し、完成後にはさらに500のサービスの仕事を生むことが期待されている。
シュエダゴン・パゴダ周辺の高度制限区域に位置するため、開発に含まれる建物は高さを184フィートまでにするか9階建てまでにする必要がある。 シュエダゴン・パゴダ区域の高度制限は最大190フィートに固定されている。
2015年7月、抗議の高まりを受けて、U Thein Sein元大統領はシュエダゴン・パゴダ 近くの5つの不動産プロジェクトの認可を取り消した。ここには、3億ドルをかけた、Marga Landmark Development社と地元企業Thu Kha Yadanar社との合弁事業であるDagon City 1の開発が含まれていた。
しかし、2016年にMICは科学技術省が所有するKaba Aye PagodaとKan Be Roadの一画に、Marga Landmark社のDagon City 1のために新しく17エーカーの敷地を承認した。
(Myanmar Times 2018年4月9日版 第6面より)