ミャンマー及びタイの両当局は、雇用の合法化とタイ国内への在留を希望する移民労働者から法外な手数料を騙し取る腐敗した役人とブローカーの処罰に合意した。タイの労働大臣は月曜日付書面の中で腐敗の疑惑を非難し、移民申請を処理するワンストップ・サービスセンターでの不正行為が判明した全ての職員に罰則を科すよう雇用局長に促した。
労働組合労働部代表のWin Shein氏は、タイ国内の本人確認証(Certificate of Identity, CI)発行センターのミャンマー職員全員宛、仕事は体系的にやり遂げ、移民を食い物にするブローカーに対しては措置も取るよう指示した、と昨日語った。CI発行センターやワンストップ・サービスセンターの腐敗した職員と共謀の容疑のあるブローカーは、タイ在留の合法化申請を急ぎたい移民を食い物にしてきた。移住労働者権利ネットワーク(Migrant Workers Rights Network, MWRN)のタイ国拠点の主張によると、ミャンマーからの移住者はCI発行センターにおいてブローカーからの保護のためにタイ政府発行のピンクカードに対しより多くの費用を支払わなければならない。ピンクカードと呼ばれるものは、その所有者のタイ国内での一時的な生活と就労を許可する文書だ。この文書は僅か910バーツ(37,250チャット)で、CIカード料310バーツ、タイのビザ手数料500バーツ、その他手数料100バーツ、を既に含む。
ミャンマー政府はミャンマー移住者向けCI発行用に9つのセンターをタイに開設中だ。MWRN代表のAung Kyaw氏は、既にピンクカードを確保した移住者でさえトークンクーポンの500バーツ(20,468チャット)を支払ってCI発行センターに入り、クーポンを購入しない移民はCIカードの持ち出しができない、と述べた。
「ブローカーは順番クーポンの販売所をCI発行センターで勝手に開いている。CIステーション職員がブローカーと連携していないならば容易に対処が可能だ」と移民労働者ネットワークのプーケット拠点のShwe Tun Aye議長は述べた。
疑惑の検証のためタイ当局はCI発行センターを検査する予定だとAung Kyaw氏は述べた。「彼ら(タイ側関係者)は速やかに効果的な行動をとる旨、我々に伝えた」とAung Kyaw氏は本紙に語った。
40万人を超えるミャンマーの不法移住者がタイ政府に登録済みだ。彼らはミャンマーからはCIを確保しなければならず、タイ政府にはビザ、健康保険、労働許可を申請しなければならない。
(Myanmar Times 2017年9月28日版 第4面より)