Thein Tun氏、最初のホテル地としてバガンを選択

ミャンマーの実業家Thein Tun氏は、9月21日に自身のホスピタリティ事業ポートフォリオをバガンに拡大する。Bagan Starブランドの新しいホテルは、既に81室が稼働している(Thein Tun氏はまた、ミャンマータイムズを発行しているMyanmar Consolidated Mediaの所有者でもある)。
 「バガンは非常に魅力的で観光客が最も関心のある観光地であるため、ミャンマーの観光業界の大きな可能性がある。そのため最初のホテルをバガンに建設することを決めた。私はまた地方開発(地域社会の発展)の促進を願っている」とThein Tun氏は9月21日バガンで行われたホテルのオープニングセレモニーで、ミャンマータイムズに語った。
残念なことに、考古学部門が古代遺産へのホテルの影響を評価することが決定したため、2014年以降計画中だった最初の25のホテル事業が保留となった。今年早期に、宗教文化省はこれら25のホテルの建設を進めることを許可した。
「私たちは3年間も待っていた。最終的に、政府は保留していた25のホテル全ての建設を進めることを許可した。私はとても嬉しく思う」とThein Tun氏は話した。
彼が会長を務めるTun Groupは、ペプシ、カールスバーグビアー、Tun Commercial Banking、マイクロファイナンス、航空会社、不動産事業、同新聞を発行するMyanmar Consolidated Mediaなど、国内の様々な主要事業を所有している。ホスピタリティ業界は、グループがカバーする分野の長いリストに加わった。
彼らはBagan Starホテルチェーンの一環として、南シャン州にあるインレー湖、ヤンゴンにさらに2つのホテルをオープンする予定である。
「私たちはインレー湖に50以上のバンガロールームを持つ新しいホテルを建設する計画をしており、ヤンゴンでは200室以上を持つサービスアパートメントとホテルを合体させた新しい不動産事業を行う予定である」とThein Tun氏は説明した。
「インレー湖のホテルは大きな投資を伴わないが、ヤンゴンの不動産は1,800万米ドルの投資が必要である」と付け加えた。
ホスピタリティと観光分野は期待通りに発展していないが、同分野は長期的に見て大規模な市場となる。タイの国際観光客数は3,400万人、マレーシアは2,900万人、シンガポールは1,600万人、カンボジアは600万人だが、昨年ミャンマーはたったの300万人だったと彼はいう。
「それは、ミャンマーは将来ホテル及び観光業を更に発展させることができることを意味する。そのため私はホテル事業を発展させ、5年から10年後の繁栄を目標としている」とThein Tun氏は述べた。
彼は新Bagan Starホテルの部屋の60%を貸し出すことを目標としている。
(Myanmar Times 2017年9月22日版 第8面より)