日本、黒砂糖輸入を申し入れ

Myanmar Sugar and Sugar Related Products Merchants and Manufacturers Associationの副会長であるWin Htay氏は、ミャンマーからの天然板状黒砂糖の購入提案を日本が行った、とミャンマータイムズ紙に語った。氏曰く、農業・畜産・灌漑省下の農作物部局からの砂糖購入提案を日本は行っているが、購入量は試験的に上限100トンとするとのことだ。加えてWin Htay氏は、Myanmar Sugar and Sugar Related Products Merchants and Manufacturers Associationに直接連絡をとった日本の貿易業者がいる、と付け加えた。ミャンマーが日本へ砂糖を輸出できることから、中国の市場を飛び越えた輸出市場多様化の手法のひとつと見ている。
「これは日本からの初めての提案だが、彼らは化学物質を含まない製品、自然な(有機の)板状黒砂糖を求めている。現在、当社の市場は拡大の見込みがある。日本はこれまで我々の砂糖を購入したことはなく、つまり我々は市場を拡大できる」とWin Htay氏は語った。「また、砂糖は有機である必要がある」とも。曰く、有機の板状黒砂糖の見本品を日本の市場で陳列し、日本がこれら見本品を好む場合、ミャンマーは日本側購入者との合意を形成するようミャンマー耕作者を説得する、という。
中国政府はミャンマーの砂糖の売買を禁じている。中国への砂糖の輸出は未規制の市場にて現在行われている。公的な禁止により国内の砂糖耕作者は影響を受けており、ミャンマーは砂糖の供給過剰を抱える。
じきにサトウキビの季節が到来し11月からは砂糖の精製所が稼動するが、現在のレートは耕作者が良い価格を引き出せないことを暗示する。「砂糖工場は現行の利率に基づいて砂糖を購入するために支払額はおよそ4万チャットにとどまり、彼らの生活を悲惨なものとするだろう」とWin Htay氏は語った。
(Myanmar Times 2017年9月25日版 第7面より)