55の会社の株式がもうすぐ当地で取引できるようになる

当地の店頭取引(over-the-counter, OTC)市場において株を売ることを許可されている55の株式会社はまずミャンマー証券取引委員会 (SECM) から公的な許可を得なければならない、と委員会のメンバーであるHtay Chun氏はMyanmar Timesに伝えた。
その声明は、投資企業管理局 (DICA) が8月15日に株式をヤンゴン証券取引所 (YSE)外で取引することを許可されている55の株式会社のリストを発表した1日後に出された。
OTC取引は取引管理なしで、直接当事者間でなされる。
過去に株式が不法に売却された事件があったため、国は当地で株を取引することを55の選ばれた会社にのみ許可することにした。
しかしながら、ミャンマー証券取引法の規定に基づいて、もし株を売却したいのなら、企業はまずSECMから許可を得なければならない、とHtay Chun氏は述べた。
「DICAは、株式会社が、株式を売却する許可なしの企業の株式の取引を避けることができるように、特に55の株式会社のリストを選んだ。」とHtay Chun氏は述べた。
しかしこれらの企業は、ミャンマー証券取引法の制定前に許可を与えられていた。DICAによって発表された55の株式会社のうち、4つは現在ヤンゴン証券取引所に上場もしている。それらの企業は、First Myanmar Investment Company、Myanmar Thilawa SEZ Holdings Public Limited、Myanmar Citizens Bank そしてFirst Private Bankである。
現在、SECMはYSXに上場してはいない、Yangon Bus Public CompanyとMyanmar Argo Exchange Publicの二つの企業のみにOTC市場で株の取引をすることを認めている。
株式を売ることが出来るようになる他の企業は、Myanmar Agribusiness Public Corporation、Union of Myanmar Economic Holdings Limited Company、Myanmar Telecommunication Network Public である。
その動きはYSXにおける取引量が著しく落ちた後に起きた。YSXのデータによると、8月16日の取引終了において、Myanmar Stock Price Index (MY-ANPIX) は449.69チャット下がった、
MYANPIXが2016年の3月28日に初めて開始した日の終値は1,161.29チャットであった。合計7.4億チャットの価値のある株式の所有者が変わった。それから、YSXは4分の1もの価値を失った。現在YSXは時価総額624.26億チャットを所有している。
YSXへの上場には、多くの企業が満たさないような厳しい条件が伴う。その設立以来、YSXには4つの企業しか上場してこなかった。上場の基準に基づき、企業はミャンマー企業法の下に登録され、少なくとも100人の株式保有者がいて、申請時までに払込資本が最低5億チャットある、という条件を満たしていなければならない。また、上場前の少なくとも2年間利益を上げていなければならない。予備的な準備を除いて、YSXは、現在申請から上場まではおよそ18か月かかると見積もっている。
最近(『YSX上場企業は、5%の減税措置を得る (YSX-listed firms to enjoy 5pc tax deduction) 参照』)まで、企業は最大25%という重い税の対象でもあった。
(Myanmar Times 2017年8月17日版 第7面より)