ある日刊新聞の編集者は、議会を通過し、大統領が署名した、新メディア法を守っていないとして政府を非難した。政府がジャーナリストを刑法の下で適切な手順を踏まずに起訴しているからである。
The Voiceの編集長であるKyaw Min Swe氏は8月4日の記者会見において、新メディア法の下において、法的起訴は、メディア委員会への最初の申し立ての提出と、告訴人と委員会との間での交渉の後でのみなされるべきだ、と述べた。
「この法律は大統領と議会によって承認された。しかしながら、当局が新メディア法を守らず、ジャーナリスト達が、直接刑務所に送ることが出来る他の法律に基づき告訴されているということを聞くのは残念だ。これは法的問題である。新メディア法には効力がない。他の法律で訴えるのは適切ではない。」と彼は述べた。
新メディア法は、報道から生じる紛争の訴訟をこの法律の下でのみ解決する、という目的のもと起草された。これは、報道人がメディア法の範囲を超えて他の法律によって起訴されるのを防ぐことを目的としている、とミャンマー新聞評議会の前会長であるKyaw Min Swe氏は述べた。
Kyaw Min Swe氏は、情報通信法第66条(d)違反の裁判中、Bahan Township裁判所が8月4日に保釈金を1千万チャットに上げることを認めた後、声明を発表した。
「我々はいつものように刑事訴訟手続き497条に従って申し立てた。しかし今回、我々はこの件を、1日で保釈されたThet Swe Win氏の件と比較した。」と編集者の弁護士であるKhin Maung Myint氏は述べた。
Kyaw Min Swe氏は、The Voiceのオンラインぺージで公開された『Kyi Htaung Su Thit Sar』という見出しの風刺的な記事で国軍を侮辱したかどで告訴されている。
彼はこの件では法を犯していないので謝罪はせず、法律に従ってこの件に立ち向かっていくつもりだと述べた。
「法律に従ってこの件に立ち向かっていくと私が述べたために、私は刑務所に送られることとなった。私は、司法制度が依然として独裁制とそれへの恐れの影響を受けていると思う。その恐れは非常に強力である。」と彼は述べた。
Kyaw Min Swe氏は新メディア法と情報通信法の下で起訴された件で保釈されたので、彼は留置なしで無罪を主張していくことになる。次回の法廷尋問は8月17日に行われる。
(Myanmar Times 2017年8月8日版 第4面より)