汚職対策委員会の委員の年齢制限が70歳から75歳まで引き上げられたと下院議会の議員は木曜日に述べた。
上院議会で7月7日に承認された汚職対策委員会法の修正案は、木曜日に下院議会でも承認された。提出と討議、報告の後、修正案は20日以内に承認された。
以前の汚職対策委員の年齢制限は45歳から70歳で、修正案では45歳から75歳とされている。
NLDの党員であり、Naungchoの議員で合同法案委員長でもある、Tun Tun Hein氏は、修正案は経験に重きを置いていると述べた。
「質は体面より重要である。言い換えると、能力がより重要だということだ。年齢はある種の体面であり、質ではない。質は欲と経験に基づいて形成されるものである。」と彼は述べた。
汚職対策委員長のMya Win氏は年齢制限を75歳まで引き上げることに賛成した。
しかし、何人かの国会議員は疑念を表明している。
Arakan National Partyの党員であり法案委員会のメンバーであるBa Shein氏は、ミャンマーでは公務員でさえ60歳で退職しなければならなく、国の裁判官は70歳で退職しなければならないと述べた。
「どの仕事でも効果的にするためには、その人に与えられた権限と資格にのみによる。私は年齢制限の引き上げによる直接的や間接的な関係性を見たことはない。」と彼は述べた。
Thanatpin選挙区出身のNLDの議員であるMyint Oo氏は、75歳というのは委員を務めるには高齢過ぎないか心配だと述べた。
「私の意見では、75歳では高齢すぎ、また健康にも問題があるのではないかと懸念している。75歳の委員の健康は疑わしい。しかし私は年齢の引き上げの目的を知らない。」と彼は述べた。
汚職対策委員会法はThein Sein元大統領 の任期中である2013年に制定された。最初の法の改正は、名称を”Anti-Bribery Commission”から”Anti-Corruption(汚職対策委員会)”へと変更するものであり、2014年7月23日に制定された。
「それぞれ5人のメンバー」を「それぞれのメンバーの同数」に置き換える、法の二番目の改正は2016年7月29日に制定された。
(Myanmar Times 2017年7月21日版 第6面より)