タイは、125人のミャンマー移民を人身売買人から解放した

この地域における人身売買の災難は、鎮静化していない。タイ職員は、他の人身売買に関与する組織を摘発し、中央タイに密輸され、人身売買人により小さな部屋に閉じ込められ、監禁されていた125人のミャンマー人労働者を救出した。支援組合委員会(AAC)は、彼らは、少なくとも、3か月は、部屋に閉じ込められており、7月18日に救出作戦を実施し、救出に成功したと述べる。
AACによると、タイ社会調査部門のチームは、月曜日、Samutsakhon県Mahar Chaing地域において、労働者が劣悪な状況に置かれていた部屋を家宅捜査した。
AACは、タイ軍、DSI、移民局、AACメンバーにより実施された合同ローラー作戦が行われた7月19日、仲介人の家より、偽装のパスポート、労働許可証を作るために使用された印や文書が押収された。
「仲介人は、仲介料をとり、労働させるため、労働者をここに呼び込んでいた。しかし、彼らのための仕事を見つけることが出来なかった。」とAACメンバーであるYe Min氏は、家宅捜索の翌日、ミャンマ―タイムズに対して、述べた。「労働者の全ての文書、パスポートは、仲介人に回収されていたため、彼らは逃げることが出来なかった。」
AAAが、グループから、5人の労働者が逃げ、組織に助けを求めた事件に関し、タイ政府に情報提供した。
救出された労働者の一人は、仲介人は、彼らに対し、労働者を送るためのタイ、ミャンマ―政府間における基本合意書により就労機会を得ることが出来るタイに来るよう説得していたと述べる。そして、各労働者は、40万から60万チャットの仲介料を支払っていた。
「私はここに2か月近くいた。私は職がなかった。私たちのパスポートは、仲介人に取られていた。彼らは私たちに、パスポートのコピーを渡したが、私たちは、出歩くことを認められなかった。」とミャンマー、バゴー地域出身のZayar Min氏は、証言する。
彼は、ヤンゴンにてパスポートを提出する際、彼自身と彼の友達を含めた15人が、仲介人に対して、40万チャットを支払ったと付け加える。
彼は、ダウェイルートを通り、タイへ違法に入国したと述べる。
彼は、彼らが、タイに到着した際、就労にありつけた者一人一人に対して、追加の20万チャットを要求したと証言する。
もし、彼らが、工場で雇われた場合、さらに、2千バーツ(8万873チャット)を支払わなければならなかったとも彼は、述べる。
「私たちは、自分たちの村に職がなかったため、ここに来ざるを得なかった。私たちは、ここに来るためにお金を借りたため、問題がないのであれば、ここで働きたい」とか彼は付け加える。
Ye Min氏は、DSIは、労働者を密輸したミャンマ―人の仲介人を逮捕し、彼らは、人身売買の罪により、裁判にかけられるだろうと述べる。
しかし、彼は、人身売買のリーダーが、おそらくタイ警察により保護されているだろうと述べ、いまだ逮捕されていないことを嘆いている。
彼は、タイ労働法が停止された状態であり、また、AACから要請があったことを理由に、タイ政府が119人(内81人男性、38人女性)の労働者を逮捕することに対し合意しなかったと述べる。
ミャンマ―大使館職員、ミャンマー労働移民人口省職員は、7月20日、ミャンマ―タイムズが、この事件に関するさらなる情報を得るためにコンタクトを取ったが、対応しなかった。
(Myanmar Times 2017年7月21日版 第3面より)