外国企業における平均給料は、国内企業の約2倍である

給料に関する満足度は、離職率とほとんど違いがなく、給料への満足度は、年齢、教育レベル、雇用者数とはほとんど関係ないとレポートにて示される。
Myjobは、ミャンマーにおける、2000人近くからの給料に関する包括的調査に基づいたレポートを公開した。調査は、2000人の無記名者を含むオンライン質問の形式で実施され、ほとんどの質問は、1600から1800の回答者によって回答された。
調査は、回答者の年齢、教育、給料水準、キャリアレベル、職種、会社のタイプ、最後の給料上げに対する満足度によって、分類された。
「初めに、平均的にみて、人々の給料への満足度は、年齢、教育レベル、彼らが勤めている会社の規模とほとんど関係がなかった。平均はほとんど同じであった。」
「国際的な企業で働いており、キャリアにおいてより有利な人々は、平均的により高い、給料に対する満足度を示していた。」
「第二に、平均的にみて、人々がより高い給料を稼ぐとき、彼らはより自身の給料に満足している。これは全く驚くべきことではない。しかし、給料に対する満足度の有無に関わらず、雇用者とともにいる従業員の割合には、ほとんど違いがみられなかった。」と彼は述べ、彼らのうち、平均して、75%が1年前から同じ雇用者の下で働いている人と付け加える。平均して、人々は自身の給料にとても満足している時のみ、より多くの90%以上が同じ雇用者と働いている。
調査結果によると、回答者の平均的な給料は月給480,000チャットであり、回答者の半数が300,000チャット以上を稼いでいる。
回答者のうち70%以上がミャンマーの企業で働いているものの、国際企業における、平均の給料は、ミャンマー企業のおよそ2倍であった。そして、20人以上の従業員を有する企業は、それ以下の企業に比べ、平均して高い給料を支払っていた。
平均的に、建築関連、販売、人材資源で働く人々は、高い給料を受け取っている。建築家と翻訳家が、自身の給料に最も満足している職種であった。
高いキャリアレベルを有する従業員は、平均して自身の給料により満足しており、同様のことが国際的な企業で働いている人々にも言える。
調査において、働いている会社の規模、20歳から40歳の年齢、大学の証明書の所持の有無に関わらず、給料に対し同じ満足度が示されている。
レポートにて、会社に対し、もし給料を従業員がより長くとどまるための手段としたいならば、給料水準はかなり高くなければならず、他の多くの会社は、従業員をとどめるために、他の方法がとられていると助言されている。
Hans van Beek氏は、ミャンマータイムズに対し、コーチングやトレーニングが重要な側面であると述べる。
「私が聞いた中で、最も効果的な方法は、人々の個人的成長のための、職種に特定のトレーニングやコーチングを提供すること、よいリーダーシップ、そして、従業員管理を提供することである」と述べる。
カギとなる発見は、若者は、年長者に比べ、離職率が高いということである。
「21歳から25歳のうち61%がまだ、一年前と同じ会社で働いていると回答している。26歳から35歳にいたっては、77%がそのように回答している。」
「35歳以上の80%以上が、まだ一年前と同じ会社で働いていると回答している。」と彼は述べる。
レポートにおいて、性別に関する所見もまた、結論付けられている。
女性、男性ともに、平均480000チャットの月収を受け取っている。また、男性における月収の最頻値は、275000チャットであるものの、女性の300000チャットの月収より9%少ない。
また、キャリアタイプに関しても、性別により、違いがみられる。4分の1の男性が、エンジニアや技術者であると回答している一方、4分の1の女性が会計、財務の分野にて働いていると回答している。
65%の男性、84%の女性が大学の証明書を有している。
そして最後に、46歳以上の区分においては、圧倒的に女性より男性の方が多い。
この発見に基づく、会社への助言として、彼は、いくつかの重要な事柄があると返答している。
一般的に、私は、会社に対し、従業員に対し、どの程度が公正な給料水準なのか注意深く見守るようアドバイスする。
「さらに、管理者、部長が従業員を訓練、コーチングすることが最重要事項としていることを確認するべきであると指摘している。
「最後に、定期的に、従業員が会社を好意的に思えるよう計画した多くの活動があることである。これは、もちろん、私達自身も含め、全て、言うことは実際に実施すること簡単である。」とMyJobsのCEOは述べる。
(Myanmar Times2017年7月7日版 第8面より)