拘束されたジャーナリストと3人の民間人が違法行為で告発される

Thibawの警察はMyanmar Timesに、記者が3人の民間人と共に、ある武装勢力が行った麻薬撲滅イベントから戻った後に逮捕され、国軍の訴えによりUnlawful Association Act の17(1)の違反によって告発されていると明らかにした。
国軍は、NamsanとThibawを繋ぐルートでセキュリティチェックを行っている軍隊が、 Domestic Voice of BurmaのAyeNaing氏とPyae Bone Naing氏と、IrrawadyのThein Zaw氏の3人の記者を含む7人を、Namsan 町の近くのTa’ang National Liberation Armyが支配する地域から戻った後に逮捕した、との声明を6月26日に発表した。
6月26日の彼らの逮捕の後、拘留者達は昨日Thibawの警察へと移送された。ThibawのMyoma警察のKyaw Min中尉は、第503軽歩兵連隊隊長のThet Naing Ooが拘留者達に対して訴状を提出した、と述べた。
彼は「訴状によると、拘留者達は政府が違法とした組織と繋がりがあり、よって警察は行動を起こした、ということだ。訴状中に書かれている事に基づき、我々は拘留者達をUnlawful Association Act の17(1)に基づき告発することにした」と述べた。
現在、警察は3人のジャーナリストをThibawの刑務所に拘留している。この事件についての法廷での聴聞会はThibaw裁判所で7月11日に始める予定である、と警察官は述べた。ジャーナリスト達と勾留されている、その他の3人の民間人については、共に同じ刑務所におり、同様の告訴を受けることになる。
しかしMyanmar Timesが民間人を拘留した警察官に訊ねたところ、彼は答えることを拒否した。国軍の広報によると7人が勾留されているということだが、警察官の話では、拘置しているのは6人だけで、他の1人の居場所や状況は不明だという。
2つの新聞社の関係者はMyanmar Timesに対して、DVBとIrrawadyの記者が薬物と麻薬の撲滅に関する問題の取材のためにTNLAの統治下にある地域へ行った、と伝えていた。
TNLAは政府との全国停戦協定に調印しておらず、現在協定に反して、同盟を結ぶKokang、ArakanそしてKachinの武装勢力と、Northern Alliance-Burma(NA-B)を形成し、戦闘を行っている。
昨年12月、連邦団結発展党とmilitary MPsが支配するシャン州議会は、2016年10月にNA-Bが政府の軍事的な前哨基地に対する計画的攻撃を開始した後、NA-Bのメンバーをテロリスト指定した。
英語版Irrawadyの編集者であるKyaw Zwa Moe氏は、記者のThein Zaw氏がThibaw刑務所に囚われ、Unlawful Association Act の17(1)に基づいて告発されていることを知らされた、と述べた。
「この件について我々の弁護士に相談し、法廷で闘う準備はできている」と彼は言う。
DVBもまた弁護士と相談したようだ。
Unlawful Association Act の17(1)では、「不法な組織のメンバーまたは、その様な組織の集会に参加した者、寄付をした者、受け取った者、寄付を募った者、何かしらの方法で組織の活動を助けた者は誰であっても罰せられるだろう」としている。
もし裁判で告訴内容が有罪となった場合、法の下に、2から3年の懲役と罰金が科せられることになる。
20以上のジャーナリスト協会と新聞会社は6月27日、Htin Kyaw大統領、Aung San Suu Kyi国家顧問と国防省長官のMin Aung Hlaing氏に、逮捕されたジャーナリストについての公開書簡を送った。
書簡では、ジャーナリスト達を解放して、訴えを取り消し、報道の自由を侵すことをやめるよう呼び掛けた。
「拘置されているジャーナリスト達が、取材のためにあの場所に行ったことは国家への反逆ではない」との声明もなされている。
米国大使館もまた、軍隊によるジャーナリストの留置への憂慮を示す声明を6月27日に発表した。
(Myanmar Times 2017年6月29日版 第2面より)