ミャンマー縫製製造協会(MGMA)は児童労働及び労働虐待問題の疑いで、国際報道機関に衝撃を与えた。
MGMAのメンバーは3月6日ヤンゴンで行った記者会見で、「許容できない」「正確でない」としてこれらニュース報道を非難している。
「これらのニュースと参照している報告は疑わしい」とMGMAの会長Myint Soe氏は述べた。
国際的ブランド工場での児童労働に関する否定的な報道は、最低賃金と労働時間の問題、労働団体代表者たちに対する誤解を招き、彼らは現実から逸脱しているとMGMAの常任書記官Khine Khine Nwe氏はいう。
Myint Soe氏によると、MGMAは縫製業界での児童労働を決して支援したりせず、工場所有者と協議し、MGMAと取引することを妨げ規則に違反した人物をブラックリストに載せることを、NGOとして約束している。
「縫製業界で権利違反が起きた場合、労働者は労働・移民人口省の職員に報告することができる。しかし、労働者は直面している違反に関する情報を省庁に送ること難しいと思い、国際的な報告の前で、業界に対し悪いイメージを持つようにする抗議方法を使用する」という。
Khine Khine Nwe氏は、ミャンマーの縫製業界はイメージを向上させようと試みているが、国際メディアは同業界の否定的なイメージを描いていると話す。
MGMA関係は記者会見で、最低賃金の見直しは包括的に、全国の全業界をカバーしなければならないと強調した。
「現時点で、縫製業界だけは最低賃金に従わなければならないと思う」とMGMAの職員の1人は記者会見で述べた。
Myint Soe氏は、ミャンマーの最低賃金が重要な役割を果たしているという。縫製工場は労働力として大半、16歳以上の労働者を雇用しているという。14歳から16歳の人は1日最大4時間のみ働くことができる。またMGMAは、EUや西洋諸国はこのような慣習を認めないため、18歳以下の労働者の誰もが国際的ブランドの縫製工場で働かないことを確認できる。
MGMAの関係者の言葉は、フリーフォトジャーナリストのGethin Chamberlainを目指しているように思える。オランダに拠点を置く多国籍企業調査センターとオブサーバーが作成した新しい報告書に従い、Chamberlain氏は14歳の子どもたちがいくつかの人気ブランドの服を製造するため雇われているという記事“どのように大手衣服が1時間13ポンドでミャンマーの子どもたちにより作られているか”が2月5日のGuardianで掲載された。
Chamberlain氏は、「ブランドは児童労働に対するメッセージを受けていると思っていたが、この調査で常に労働費を削減しようと試みるリスクが示されている。西洋ブランドのため衣類を製造するミャンマーの子どもたちが広く利用されていることは憂慮すべき重い事実であり、私たちは全ての企業が責任を持ち、子どもたちが必要とする教育を受けていることを確認することを強く求める」と調査官Pauline Overeem氏が述べたことを引用した。
同記事では、労働者全員に最低賃金を支払っていないと疑われる製造業者の名前を挙げている。「調査官は、Sports Direct, Henri Lloyd, New Look, H&M, Muji, Pierre Cardin, Karrimor(Sports Directにより所有される)供給工場が法的最低賃金を下回っていることを確認した。1時間13ポンドの最低賃金は、H&M, Karrimor, Muji, Pierre Cardinで確認された。これら労働者の1日の賃金は1.06ポンドである。ミャンマーの労働法は、工場が新しい労働者に支払う率を引き下げることを許可している。
記者会見でMGMAは、「薄いベールで覆われた違法行為への非難」として引用された上記の段落を非難している。
「しかし調査の質が低いため、労働者が見習い、試用期間または通常賃金なのかあなたは話すことができない」と声明で述べ、Chamberlain氏は「見習いや試用期間中は最低賃金が支払われていて一部の労働者よりも低いが、他の労働者は最低賃金を下回る賃金が支払われている」という言葉を言い換えることを提案している。
MGMAはまた、一部の労働者が1時間に13ポンド支払われることを否定している。
「縫製者は生産性、出勤、残業のボーナスの後、1時間に50ポンドから80ポンド支払われるのが普通であると声明で発表され、1時間に50ポンドはイギリスでは厳しい賃金に思うかもしれないがミャンマーは発展途上国のための問題である」と述べた。
(Myanmar Times 2017年3月9日版 第7面より)