ティラワ、ゾーンBまで拡張

10億米ドル以上の投資を必然的に含むティラワ特別経済特区(SEZ)はゾーンBまで拡張し、インフラ整備は2018年中頃には完了するだろうとSEZ管理委員会会長Set Aung氏はメディアで語った。
ゾーンAの外国直接投資は総額で10億5,500万米ドルに達しり、現在ゾーンの95%は占有されている。初のゾーン開発を補完するために、ミャンマージャパンティラワSEZ開発会社は第2ゾーンのフェーズ1を開始し、ゾーン全体の2000ヘクタールのうち101ヘクタールをカバーしている。
第2ゾーンの建設は、ゾーンAが開始された3年後(35カ月)に行われた。
「ゾーンBの建設には1年半かかるだろう。だが建設が完了する前に、私たちは投資家の受け入れを開始する予定である。これら投資家はこのインフラ整備の完了後に、工場の建設を開始することができる」と委員会会長Set Aung氏は話した。
ティラワSEZはミャンマーと日本政府の支援を受けている。日本、中国、香港、台湾、アメリカ、オーストラリアなど合計16の国と地域の企業が、2014年以来405ヘクタールをカバーするゾーンAに投資している。
事業が開始されて以来、79社が工場、製造ライン、物流拠点をゾーンに置くことを決定した。現時点での累計投資額は10億5,500万米ドルである。24社が既にSEZで操業を開始している。
SEZ管理委員会共同書記官ThanThan Thwe氏によると、政府の計画の1部でタンリンに建設された25メガワット(100万ワット)ガスタービン2台が、ティラワSEZに電気を供給しているという。
「現在25メガワットガスタービン1台が稼働している。14メガワットはティラワに供給され、残りの11メガワットは全国の主要配線に使用されている」と彼女はいう。
だがゾーンB開発が開始された時50メガワットは十分でなく、更なる電力供給のための準備を進めているとSet Aung氏は述べた。
ゾーンBはゾーンAの南側に拡張された。ゾーンAの土地賃借料は、1スクエアメーターのリースで50年、70米ドルと2012年6月に設定された(1スクエアメーター1年間あたり1.4米ドル)。しかし、ゾーンBの土地賃借料はまだ発表されていない。
ミャンマーにある3つのSEZ、ダウェイ、チャウピュー、ティラワの中で、ティラワSEZは最も早く開発が開始され今のところ最も発展している。
(Myanmar Times2017年3月2日版 第7面より)