Myanmar Brewery limitedのResident directorであるHiroshi Fujikawa氏は、Myanma Economic Holdings Limted(MEHL)との合弁事業の51パーセントを獲得すべくキリンが430万ドルを投資する予定であると話した。「このマーケットにおいて最も古くアイコニックな存在である『Mandalay Beer』ブランドのマーケットポジションを更に高めることができるのであれば、それは我々にとっての喜びです。」彼はミャンマータイムズだけにこう語った。
MEHLの匿名高官はミャンマータイムズに対し、2017年1月に合弁事業提案をMICに提出したと話した。「キリンは醸造所を『買って』はいません。MEHLとの合弁事業を起こすためにMICに申請をしたのです。合併日時はMICによる承認の可否及びそのタイミングに左右されます。」とHiroshi Fujikawa氏は言った。
数年前Myanmar Brewery limitedについてキリンがMEHLと話した時、キリンは2社のシナジー効果を生み出すためにMandalay Breweryへのありうる投資についての問題も同時に提起した。しかし、当時キリンは最初にMyanmar Brewery Limitedに取り組むことに集中した、と彼は付け加えた。「私たちはしばらくして2社を統合するというような具体的な案を持っているわけではなく、独立分離したまま2社を運営していく予定です。また、いくつかの国に需要があるのであれば、マンダレー製品を輸出することも考えています。」と彼は言った。
“Mandalay Beer”のマーケットシェアがMyanmar Beerに比べてとても低く、また他国の国際的ビールブランドとの市場競争がこれまでない、とMEHL職員がミャンマータイムズに話した。
「それの大部分はマンダレーだけで消費されますし、また、改良を加え市場に進出するために“Mandalay Beer”は投資を必要としています。これが1980年代からのミャンマーにおける最初のビールブランドが高い知名度のみを持っている理由です。」
2月13日のAFPのレポートによれば、キリンは、軍の支援を受けたMyanmar Economic HoldingsからミャンマーのMandalay Breweryの過半数をUSD433万で獲得することでアジア・オセアニア地域における自らのプレゼンスを強化したいと望んでいる。
そのような取引によりミャンマーの最も古い醸造所の支配権及びミャンマービール市場の90パーセントが日本の醸造所に与えられることになるだろうと通信社が伝えた、と会社スポークスマンが話した。キリンは2015年、地元のマーケットリーダーであるMyanmar Breweryを買った。
それとは別に月曜、日本の醸造家が、自らが持つブラジルのユニットをオランダのビールの巨人ハイネケンに7億600万ドルで売る予定である、と「不景気で競争的な」市場に言及しつつ話した。会社が言うには、Brasil Kirin Holdingsの全ての株式が、22億レアルでハイネケン社子会社であるババリア社に譲渡される見通しである。
「キリンは、ブラジルの経済及びブラジルのビール・ソフトドリンク市場における不景気、競争的な状況を考慮することで、ブラジル・キリンを単独で持続可能で高い利益を得られるビジネスへと変えるには明らかに限界があるという結論に達しました。」と声明では述べられた。詳細はミャンマータイムズの11面に。
軍事政権がthe Union of Myanmar Economic Holdings Limited(UMEHL)コングロマリットを創設しMyanmar Brewery Limitedを設立した1990年代初期から、Myanmar Beerに加えてもう一つの国内ブランドであるDagon Beerがミャンマー中でビール市場を支配している。その当時の外国のビールの輸入禁止により、彼らのミャンマー国内の酒飲みへの支配力が確実なものになった。ビールを飲むということは事実上、軍のエリートと乾杯をするということになった。
(ミャンマータイムズ2017年2月15日第7面より)