木材の違法輸出に対して、税関は検査の見直しを必要としている

ヤンゴン港からの違法輸出が予定されている13の木材コンテナの押収により、関税局は森林庁職員に対し検査の再実施を提案しました。森林庁によれば、そのコンテナは2017年1月24日と26日にヤンゴンAhlone群区内のMIP(Myanmar Industrial Port)で押収されました。Myanmar Bean and Timber Trading Companyが持ち主である2つのコンテナは33トン以上のチーク材を積載していましたが、1月24日に押収されました。
「それらはX線検査はパスしたのですが、森林庁からの検印がないことに気づきました。」とヤンゴン区内ディレクターであるThein Toe氏は言いました。森林庁は、申し込まれた木材輸出に対し推薦の仮通知を発行した上で、輸出する者の倉庫内で具体的な積荷を検査した後、承認印を発行します。
情報を受けた二日後に、森林庁及び関税局、ヤンゴン警察は、163トン以上のpeduak材を積載した11のコンテナをSmart Export Import Companyから押収しました。「我々はそれらが森林庁からの推薦書なしに港で積載されたものであり、また違法なチークでもあることに気づきました。」と部門ダイレクターは言いました。当局は両方の問題について調査しています。消費者庁職員は、膨大な量の違法木材が中国及びタイに向け国境を超えていることをはっきり気づいています。しかし、関税局によればこれはヤンゴン港を通過していく違法輸出の最初の段階のひとつであるといいます。
関税局のダイレクターであるZaw Min Thein氏はミャンマータイムズに対し、関税局と森林庁が木材積荷を共同で検査するような体制を当局が復活させるよう彼が提案していると述べた。共同検査は取引プロセスをスムーズにするため、2013年5月に打ち切られた、と彼は付け加えた。現在では、森林庁の職員は会社の倉庫で将来の積荷をチェックし、それらの検査を通過した罪には関税局によるX線検査の対象となるだけである。
ストランド通りのCustoms Department Inland Container Depotで行われる、共同点検を再開することは違法輸出を抑止する最善の方法です、とZaw Min Thein氏は述べた。彼は「申告形式は適法な品物が示されますが、他方実地のチームによる調査では違法な品物を発見することができます」と言った。「森林庁と関税局とが協調して積荷検査に臨めば、違法性について議論することもなくなるでしょう。」
しかし、木材を顧客の倉庫の下へ届けなくてはならない輸出する者にとっては、森林庁の倉庫への訪問よりもむしろ詳細な二重点検によることで、より遅延が長くなることを意味しそうだ。「双方が共同点検を行い品物をチェックするのであれば、適法な書類を有する貿易業者は遅延に直面します。」とZaw Min Theinは述べた。「しかし、木材を違法に輸出させない確かな方法とはそれらが船に積まれる前に二つの部局が共同で検査をすることです。」
(ミャンマータイムズ2017年2月1日第7面より)