保険加入労働者に対し百億チャットの給付

労働省の役人によれば、2014年に発効した社会保障法の下、31万655人の保険加入労働者が給付として受け取った額は、合計して100億チャットを上回った。
先週、労働省、出入口管理人口省下の社会保障局は、ネピドーのPyunmana区出身の二人の労働者のため葬式費用を拠出し、彼らの家族には保険金が支払われた。式を取り仕切るネピド―のオフィスで執り行われた式では、Kanbawza銀行に勤務しMandalarmin特急の事故で亡くなったMyo Maung Maungさんの家族に対して、葬式費用として61万4100チャット、職務中の事故で亡くなったことから690万チャットが支払われた。
また、セメント工場で働いている Khin Mar Htayさんは出産費用として87万2000チャットを受け取った。
2014年から2016年の間の192件の事故で、その葬式費用及び家族への給付として6億7864万9000チャットが支払われた、と社会保障局の長官を務めるMaung Maung Aye氏は述べた。
社会保障局は、登録された労働者を確実に保護することについての委託を受けており、この給付制度は、病気や加齢、失業した労働者や職場での事故の犠牲となった労働者を助けることを目的としているのである。
2012年の社会保障法の下では、健康保険、社会保障保険、家族支援及び労働災害をカバーする保険という三つの保険制度がある。雇用者は給与の3%、被用者は給与の2%を保険料として支払う。
Maung Maung Aye氏は、社会保障局が手作業でチェックを行っているために給付の支払いがしばしば遅れる、と述べた。
2015-16年の会計年度において、首都のネービードーでは合計2億2980万チャットが労働者に対し支払われた、と Maung Maung Aye氏はミャンマータイムズに話した。加えてネピドーでは公共医療が移動診療所により提供され、官公庁からは422人の登録された労働者が、民間部門からは1000人を超える労働者がこれを利用した。
Maung Maung Aye氏は、登録された労働者のために給付を増やすべく社会保障局はthe National Level Social Welfare and Medical Advice Associationとの協力をしていると述べ、また社会保障局は保険制度と財務管理の向上を図るために、国際組織からの助言を求めていると付け加えた。
ミャンマーには民間・公共部門を合わせると96万人を超える保険加入労働者がいる、と彼は述べた。
(Myanmar Times2017年1月25日第2面より)