ミンガラドン郡区にあるミャンマーDYCスリッパ工場の約600人の不満を持つ労働者らは、昨日、労働事務局が和解の仲介をし、労働者及び工場側の公式が伝えるところによれば、韓国人作業監督者が、その侮辱的な行いについて謝罪したことにより、ストライキを終了した。
工場の人材部門のアシスタントマネージャーのジュージュエ氏は昨日、「工場側と従業員全員は、9つの点について従う契約を締結しました。私達はまた、法的には支払う必要はないものの、ストライキ中の従業員の給与の支払いへの要求にも従いました。」と伝えた。
従業員がミャンマータイムズに述べたところによれば、従業員は韓国人の作業監督者を「リー氏」と名乗った上で、リー氏が、非難された侮辱的な扱いを謝罪し、今後ストライキに加わった作業員に無礼な取扱いをしないことを約束したため、リー氏を許したという。
「工場側が私たちの要求にすべて応じたため、私達の全ての紛争は適切に解決された。すべての従業員は、韓国人作業監督者による謝罪および約束に満足している。」と従業員代表のシツ氏は述べた。
和解の一部として、工場側は労働事務局が韓国人作業監督者に対して、彼が元に戻った場合には法的な手段をとることに同意した。
工場側はまた、従業員のお昼休みを尊重し、工場の敷地外に出ることを制限しないことを約束した。
和解によれば過去の監督者と従業員との間の紛争は、今後訴訟に持ち込まれることはない。そして、今後工場側は、従業員の以前の行動に関していかなる対立も持ち越さないことを誓った。
工場の機械工サンミンタン氏は「私達は合意に従うことを受け入れた。合意に反した場合、双方の当事者が労働事務局からの処置に面することになる。私たちが再度主張した場合、私たちに対し制裁措置が取られることになる。」と言う。
韓国人作業監督者と口論した従業員が解雇された後の11月12日、600人の従業員がストライキを開始した。この解雇は韓国人作業監督者の、女性従業員に対するセクハラを含む、従業員に対する不十分な取扱いに対する怒りにまで発展した。
昨日まで、ストライキに参加する従業員は、作業監督者の解雇を求めていた。
工場の公式発表によれば、韓国系企業のミャンマーDYCスリッパ工場は2014年に操業を開始し、管理スタッフを含め1555人の従業員がいる。(Myanmar Times 11月17日 第4紙面)