税関の新しい自動荷物清掃システムは頭痛を誘発する手動システムに代わり、3か月の試運転を終え11月12日にヤンゴン地区全域で開始される。
ミャンマー自動荷物清掃システム(MACCS)の試用期間は10月31日に正式に終了し、税関は試験中に問題に対処することを既に終了したと、MACCS局長Win Thant氏はミャンマータイムズに語った。
だが同局は新システムに馴染む最終機会を人々に与えるため、11月3日までに試用モードでMACCSの運用を続けるという。MACCSは11月12日までにオフラインにし、部署はデータの修正と入力を終了させるとWin Thant氏はいう。
ティラワ経済特区とヤンゴンを結ぶ倉庫、港湾、航空会社、海運ラインは最も早く採用される。しかし、Win Thant氏は以前ミャンマータイムズに、新システムはヤンゴン拠点での運営が上手くいけば、国境貿易センターに拡大する予定であると語った。
MACCSは、ヤンゴン税関問題に対処する手作業の多くを自動化する。税関所を訪れ書類に記入するのではなく、オンラインでデータを入力することができる。税金、手数料、評価額も入力され電子的に計算されるため、時間を節約し間違いを減らすことができる。
輸出入業者、税関、他政府機関はMACCSにオンラインでアクセスできるため、税関部署の営業時間のなすがままに貿易業者を放置するのではなく、システムを1日24時間稼働させることができる。
新しいシステムは通常、輸出入手続きを円滑にすべきであるとWin Thant氏は以前述べている。
世界銀行の最近の事業開始容易報告書で、輸出入の中心となるヤンゴン港の混雑は貿易を更に困難にしていると指摘している。
同システムは日本国際協力機構(JICA)からの支援を受け、ミャンマー税関部署の職員と日本からの税関専門家により導入された。
(Myanmar Times 2016年11月2日版 第9面より)