ミャンマーの密売人、DVD販売の権利を求め抗議

昨日、約50人の外国DVD密売人は違法ビジネスの取り締まりに抗議するため、バハン地区のBo Sein Hman運動場に集まった。
販売業者は最近政府が発表した、ミャンマーでのDVD販売に関する規制と規則に反対している。検閲されていないDVDが、販売されたり流通することはない。これに違反した場合、既存の法律の下10万チャットの罰金または3年間の懲役に直面する。
9月末に内務省は無許可で検閲を受けていないDVDを販売している店舗の取締を開始し、10年以上違法に市場に流通している現地制作品の海賊版販売だけでなく、英語の映画、韓国テレビシリーズといった外国DVDの取り締まりを開始した。取り締まりにより、多くの店舗が閉店に追い込まれた。
店舗経営者と利用者の双方が、現在ミャンマーに外国DVDの合法販売者がいない事実を指摘している。
「私たちは国の経済が貧弱なため、同事業を行っている」と南ダゴン地区のDVD密売人Tun Lin Aunng氏はいう。「私たちはビジネスに投資するための多くのお金を持っていない。このビジネスは少額の資金で開始することができる」。
彼はまた、多くのDVD密売人はミャンマーDVDを販売していないという。彼らは外国DVDのみ販売し、ビジネスを合法的に続けることができるよう法律の緩和を望んでいる。
抗議者は薄弱な証拠と共に、映画俳優や映画製作者により所有される会社が外国DVDの著作権を購入し、ミャンマーで現在密売人により提供されている価格よりも高い価格でミャンマーで販売する予定であると主張する。
「私たちは製作者や富裕層により所有される会社が1枚1,000チャットでDVDを販売する一方、私たちは外国DVDを300チャットから500チャットで販売している」と抗議者はいう。「彼らは自分自身のために全市場を取ろうと試みているように思う」。
抗議は30分以上続けられた。抗議者は「外国DVDを生きるために販売している貧しい人達を考えてほしい」と書かれた垂れ幕を持って抗議した。
(Myanmar Times 2016年 10月17日版 第2面より)