マンダレー地区法務官は正式に、2016年9月23日にオランダ人観光客Klaas Haytema氏が仏教の説法説教を放送するために使用していたアンプを引き抜いた行動に対して、刑事裁判を求める起訴状を提出した。
Haytema氏はマンダレー管区Maha Aung Myay地区にあるThusarita Dhammaryone宗教コミュニティーホール近くの宿の外で、9月23日午後10時頃アンプを切断したとして告訴された。
これまでにHaytema氏を含めた証人と同夜の出来事に関する証拠を交えて、多くの予備審問が行われている。
裁判所が刑事起訴を進めることを決定した場合、被疑者は宗教的な感情や信念に対し意図的に侮辱したとして刑法第295条に基づき起訴される。更に、移民法に基づく追加起訴に直面している。
昨日、別の目撃者であるYi Yi Win氏は、同事件の前の証人の証言を裏付ける証拠を提出した。
彼女の証言によると、同出来事が起こった時彼女はコミュニティーホールで説法説教を聞いていた。Haytema氏は靴を履いたまま同ホールに入ってきて、「Hey」と叫びアンプの音を切ることを望んでいることを示す明確な試みで、集まっている人たちに合図を送った。彼はその後コードのプラグを引き抜き、コミュニティーホールの外にあったアンプの電源を切った。
Yi Yi Win氏の証拠に続きMaha Aung Myay地区の地区法務官であるSithu Swe Tun氏は、予備審問での証拠の重さを考慮し、Haytema氏の事件は起訴されるべきだと裁判所に正式な申請を行った。
「9月28日にこの事件の予備審問が開始されて以来、私たちは原告Kyaw San氏の証言だけでなく、Chit San氏、Yi Yi Win氏、Ohnmar Cho氏、警部のMyint Lwin氏、Zin Mar Oo氏からの証言も受け取った」と彼はいう。
法務官は、これら全ての目撃者が警察の記録や他の目撃者の声明と共に証言したことにより、Haytema氏を起訴し彼の行動の答えを聞くことができたという。
「Klaas Haytema氏は説法中土足で入って来たことは明確であり、刑法第295条に違反する。Haytema氏は自身の行動を説明する責任がある」と彼は述べた。
Sithu Swe Tun氏はまた、ミャンマーの法律と慣習に対し観光客が遵守することを必要とする移民法第13条第1項の下、Haytema氏に対して保留中の起訴についても同様の声明を出した。
通訳を通して、起訴されるべきかどうか裁判官に聞かれた際、Haytema氏は、自身の愚かな行動はそれが宗教的な建物だと知らなかったと主張する。
予備審問の裁判官は、Haytema氏の事件が裁判に進むかどうか今日決定するだろう。裁判になり有罪判決を受けた場合、最長2年間の懲役になる可能性がある。
Leeuwarder Courantの報告によると、昨日ヤンゴンオランダ大使館から2人の職員が彼の恋人と共に、刑務所にいるHaytema氏を訪ねる許可を得た。
彼らが彼に面会する許可を得たことは初めてである。
「状況を考えれば、彼は良くやっている」とオランダ外務省の広報担当者は話した。
(Myanmar Times 2016年10月4日版 第4面より)