ヤンゴンマンダレー間の「死の高速道路」と悪名高い道路を走るバスを含み、長距離バスは十分な保険が不足していると保険会社社員は話す。
彼らは、事故により負傷した乗客の補償を行うことができるようにするため、保険をかけるようバス会社を説得するキャンペーンに乗り出しており、多くのタクシーもまた総合保険を掛けていないという。
運転手の総合保険加入を強制する法律がないため、ミャンマーの保険料取り率は非常に低いとMyanma保険会社社長Aye Min Thein氏は述べた。
政府はMyanma保険会社を含む11の民間会社にのみ運営を許可しており、内訳として5つの生命保険会社と6つの損害保険会社となる。
道路運輸機関局(RTAD)に求められているため、ミャンマーで登録されている全ての自動車は第三者保険に加入している。だが、ミャンマー法では総合自動車保険を必要としていないため、加入が必要とされている基本保険以上に加入する人は少数である。
第三者保険は、事故の場合に、個人または他の自動車に生じた損害から、運転手を保護するのみである。
昨年、ヤンゴン内の60万台のうち約27,000人の運転手だけが、総合保険に加入していたことが明らかになった。
この数は現在約60,000人にまで上昇していると、Aye Min Thein氏は述べた。
「RTADには現在約80万台登録されており、そのうち70万台以上の車が総合保険に加入していない。全自動車利用者に総合保険の加入を義務付けているマレーシアと異なり、それを必要とする法律は無い」と彼は述べた。
総合保険料は使用タイプによって変わり、通常の乗用車所有者は1,000万チャットの補償範囲で14万チャット支払う必要がある一方、タクシー運転手は事故への大きなリスクを反映し18万チャット支払う必要がある。
「タクシーは業務用であり毎日道路を走行するため、自家用車よりも事故になる可能性が高い」とAye Min Thein氏は述べた。
「私たちはタクシー運転手に保険が必要だと話し、年1回の支払いでよいと伝えた。彼らが総合保険に加入していたら、補償を受け取ることができるし、他者に支払うこともできる」。
それにも関わらず、総合保険は、年間で5,000チャットから15,000チャットかかる第三者自動車保険よりかなり高額である。第三者保険にのみ加入している運転手は、死亡事故の際最大100万チャットの補償を受けることができるが、総合保険に加入している運転手は200万チャット受け取ることができる。
Aye Min Thein氏は、バス運転手は十分な保険商品に加入すべきであると述べた。
「事故が起きた際の乗客への補償を確実に行うため、総合保険に加入するよう高速バス経営者を後押ししている」と彼は述べた。
「高速バスは約40人の乗客を乗せ、彼らの命は運転手の手にかかっているため総合保険に入るべきである」。
最近の事故で、7月15日タウングーに向かう途中、ヤンゴンマンダレー間の高速道路で高速バスがそれた際に、少なくとも25人が負傷し2人が死亡した。
2016年前期で、地方では、平均14人近くの人が毎日、交通事故で死んでいる。
ヤンゴンマンダレー間高速道路で起きる事故のほとんどは運転ミスで起きているが、エンジニアは道路のひどい設計と、突貫工事で国際的な安全機能を設置しなかったことも認めている。2014年は合計4313件の死亡事故が起きた。
タームエ地区に住む運転手Thet Aung氏は、「ミャンマーの人々は総合保険に馴染みがない。保険は高額に思えるし、法律も加入を強制していない。また常に、保険会社が本当に支払うのかという疑問がつきまとう。自分には事故が起きないだろうと考えることになる」と述べた。
(Myanmar Times 2016年 8月5日版 第10面より)