ミャンマーのホテル、建設前のライセンス取得が必須

政府は、建設開始前にライセンス申請を行わなかったホテル事業者に対し営業許可を与えないと発表した。ホテル観光省のホテル観光監視局の局長Myo Win Nyunt氏は昨日ミャンマータイムズに、同省が目をつぶる時代は終わったと語った。
規則は6月1日から全ての建物に対し適用されているが、これは新しい規則ではない。
通常ホテル事業者は建設前に地方自治体からの許可を取得し、作業完成時にホテルライセンスを申請するという。
「私たちは彼らの事業に影響を与えないよう、契約書に基づきディベロッパーにライセンスを発行してきた。だが1993年から、ホテル事業者は建設が始まる前にライセンスを取得するよう法律で定められている」と彼は述べ、何を建設するのか不明確なディベロッパーもいると続けた。
「最初にホテルの建設が提案された場合、誤って設置したホテルがあった経験から体系的且つ基準化された方法で廃棄物及び下水処理、台所、玄関、部屋に関するガイドラインを提供するようにしている」、「建設前に申請を行わなかった事業者に対して行動を取るつもりはないが、ライセンスを発行することもない」と彼は話した。
グエサウン地域のホテル事業者協会の事務局長Kyaw Min Hlaing氏は、規則の存在は業界では周知されていたが、広く無視されてきたという。
「グエサウンには、省の規制に違反したためライセンスを取得していないホテルが一件ある。彼らは建設を開始する前にライセンスを取得していなかった。同省が措置を取ることは当然だが、どのような行動が取られるか見当がつかない」と述べた。
申請書の提出は難しくない「私はなぜ人々が従わないのか分からない。これは難しくもなく、高価でもない。ただ規則に従うだけである」とKyaw Min Hlaing氏は述べた。
だが申請者はネピドーに行く必要があり、一度許可が発行されれば設計図や客室数を変更することができないため、一部のディベロッパーのネックになっていることを彼は認めた。
「これが、政府がまだ電気がないチャウンタービーチやグエサウンビーチの小規模ホテルに対して保護策を講じるだけでなく、違法ホテルに対しても措置をとる意思であると期待したい」と彼は述べた。
(Myanmar Times 2016年7月20日版 第6面より)