労働省はプレミアコーヒー社が労働者300人へ残業代を支払わなかったとの訴えを受け、同社の工場を起訴したと労働省職員はミャンマータイムズに語った。
「労働者からの報告書を受け、私たちは工場職員と面会し、労働法に基づき(日給払いの)労働者に残業代を支払わなければならないと説明した」「それでも。彼らは法律に従わなかったため、起訴した」と労働省の工場及び一般労働法局の副局長Chit Paw氏は述べた。
残業代についての訴えが行われた後、労働当局は2016年6月28日に工場を起訴した。
プレミアコーヒー工場には、約700人の正規労働者と9カ月以上工場で働く300人の日払い労働者がいる。
2015年労働法に基づき、工場は土曜日の半日勤務を日払い及び正規労働者に要求することが認められている。土曜の午後に勤務した場合、全労働者が残業代を請求できる。プレミアコーヒー工場は、土曜午後に4時間勤務した日払い労働者300人に対し残業代を支払っていないと、Chit Paw氏は2016年7月5日にミャンマータイムズに語った。
同工場は遵守していなかったが、日払い労働者もまた日曜日に休む権利を持つと、最近解雇された工場の組合長Naing Win氏は明かす。周囲の工場は新しい労働法に従っているが、プレミアコーヒーは遵守していないという。
「彼らが労働者に残業代を支払えば、私たちは起訴を取り下げるつもりだ」と工場及び一般労働法局の長官Win Shein氏は述べた。
プレミアコーヒーミックス社は7月1日付けのプレスリリースで、起訴されたことを謝罪し日払い労働者への補償に関する法律の明確化を、労働省に求めた。
「日払い労働者に関する規則として、労働者は自身の希望により働くか働かないか決めることができることが挙げられる」とプレミアコーヒーミックス社のメディア広報担当者Yu Darli Htun氏は述べた。「私たちは仕事に来ない人に対して行動を取る権利はない。私たちは規則を守らない正規労働者に対してのみ行動を取ることができる。日払い労働者は休暇を申請する必要はない」とのことである。
Yu Darli Htun氏は、同社はミャンマー商工会議所連盟と共に、工場に対する法律の説明を行い、同問題を解決して欲しいと労働省に要求しているという。双方が、法律や労働者の権利について同じ解釈をしなければ、プレミア社は裁判所の決定に従うつもりだという。
(Myanmar Times 2016年7月6日版 第4面より)