ミャンマーの繊維工場、契約違反で告訴される

政府職員によると、契約上の紛争が生じている繊維工場は、マンダレー管区労働省により告訴された。
労働局副局長Min Min Win氏によると、雇用及び技術開発法(2013年)に基づき企業が告訴されることは初めてである。同工場は4月に契約の変更を行った後、雇用契約に違反しているという主張の訴えを受けている。
「契約の変更は使用者側から一方的に行われた。契約は修正または取り消すことができるが、その合意は法律に基づき双方から行われなければならない。私は契約違反になるかどうかを判断してもらうため、裁判官に同問題を提出した」とMin Min氏は述べた。
同社の管理者が3月に、土日に出勤するよう労働者に命じたことを受け、Singu地区のPanda繊維工場で働く200人以上の労働者は、6月3日から座り込み抗議を開始した。労働者によると使用者は、週末シフトに合意しなかった労働者に対する給料の支払いを拒否したという。労働者は賃金削減の取り消しと以前の契約の再制定を要求している。
「私たちの座り込み抗議はまだ終わらない。雨が降っても行うつもりである。私たちは(工場に)、古い契約書を認めるよう要求している。会社が契約に違反しているから要求しているのだ」と労働者代表Hla Ko氏はミャンマータイムズに語った。
工場管理者であるTin Tin Shwe氏によると、Panda繊維工場は3月に1951年の工場法第59項及び第62項に基づき、1日8時間、週44時間労働を適用するとした正式な文書を発行している。工場は裁判所の決定を受け入れるが、契約違反を行ったとする起訴事由には意義を唱えていると、彼女は述べた。
「現在の労働法が複雑なため、このような問題が起きる」「私たちは法律に違反していなかったことを証明するために、できる限りのことを行っている。私たちは事前に、労働時間の変更に関して労働者に伝え、正式な文書を発行した」と彼女は訴える。
「労働者の要求を満たす紛争があるたびに、私は後に労働者を管理する方法を労働省が検討することを期待している」と彼女はいう。
雇用及び技術開発法第39項で、雇用契約に違反した者は最長3か月の懲役もしくは罰金またはその両方が課せられると規定される。
Panda工場は、以前は第2繊維縫製工場として産業省により運営されていた。
(Myanmar Times 2016年6月15日版 第5面より)