Yar Shin スチール工場、仲裁評議会に背反

日常的な労働者の権利侵害で告発されたスチール工場は解雇した3人の労働者に対する補償命令を拒否している。ヤンゴンHmawbi地区のYar Shin スチール工場は管区仲裁評議会による補償金支払い命令を拒否し、中央仲裁評議会に上訴を行った。
先月同評議会は工場に、2人のPhyu Phyu Win氏に22万8,000チャット、Cho Cho San氏に16万3,500チャットを支払うよう命じた。3人は危険な仕事を続けることを拒否していた。Hmawbi地区の労働団体副会長Aung Ko Latt氏によると、中央仲裁評議会は来月に本件を審議する決定を下したようだ。「私たちは彼らの判断を待つ」と彼は述べた。
Yar Shin スチール工場に3年間勤務していた団体メンバーのNyi Su氏はミャンマータイムズに、工場は長い間労働者の権利を侵害しており、管区及び国家労働評議会だけでなく、国際労働機関やミャンマー国家人権委員会への報告も行っていないと語った。
「工場経営者は繰り返し仲裁評議会やその他関係機関の決定や命令を無視している。私たちは他の労働組合と協力して工場を告訴し、労働省にすべての法令違反や権利侵害を報告する」という。
Phyu Phyu Win氏は、「経営者は争いを続けるつもりのようだ。しかし私は中央仲裁評議会でも勝訴すると信じている」と述べた。
2月の労働省とミャンマー国家人権委員会の調査官による立入によって、保護手袋なしに熱した金属を掴むといった低水準の安全基準と悲惨な労働条件を摘発された。
12月に仲裁評議会は工場に、最低賃金の導入後の残業手当と食事手当を削減しないよう命じている。
2月に調査チームの立入後すぐに3人の女性は、分別業務から融解金属の運搬や熱した鉄の切断といった通常業務に移された。彼女らはこれらの業務を割り当てられた唯一の女性である。
Hmawbi地区の工場及び一般労働法務局の局長Ni Ni Swe氏は、同部署は工場に他の解雇した労働者に対し90万チャットの補償金に20%の違約金を課し支払うよう命じた。
「私たちは私たちのルールに従い行動を取る」と彼女は述べた。
(Myanmar Times 2016年5月17日版 第5面より)