ミャンマーの鉱山省、引継の準備が整う

鉱山省は引継ぎ業務を行い、新しい政府の下で業務を行う準備ができたとWin Htein 局長はミャンマータイムズに語った。
全省庁は現在、2016年3月31日に成立する国民民主連盟(NLD)の新大臣を迎える準備を行っている。行政レベルでは、政権の移行を円滑に進めるため既存の政府省庁とNLD代表者の間でいくつもの会議が行われている。
地質調査及び鉱物探索部といった同省の部署や、第1,第2 Mining Enterprise社、Myanma Gems Enterprise社と Myanma Pearl Enterprise社は全て切り替えの準備を整えたとWin Htein 氏は今週初めに明かした。省は全ての部署の記録がそろっていることを検証したという。
「採鉱作業や鉱物探索の許可を与えた企業や許可した採鉱現場の場所、現在行っている業務や今後取り組まなければならない業務といった全詳細がここにある」と彼は述べた。
同省は依然として(昨年)12月24日に改正、施行されたミャンマー採鉱法と2016年初めに改正されたミャンマー宝石法の施行に伴う運用ガイドラインを草案しており、国営メディアを通じてパブリックコメントを募集している。
同省職員によると、一般市民、専門家、起業家、現場関係者にMyanma Gems Enterprise社と鉱山省の採鉱部に対する意見を呼びかけているという。
ミャンマー鉱山法の改正により、同法は3種類の鉱物-金属、産業鉱石、岩石を扱う。つまり、ミャンマー宝石法にカバーされている鉱石を対象からはずしており、それらはミャンマー宝石法でのみ規制されることとなった。
昨日発表されたヤンゴンケルビンチャ法律事務所の顧客向けアナウンスでは、同法の改正は鉱物の変更と「既存の現地許可保有者との合弁事業や採掘に関する新たな機会を求める海外投資家にとって基盤がよりよくなった」点であるという。
海外投資家は、宝石の模索や探査、生産への投資が禁止されたままである。
付則は次期政権の下で最終決定されると、Win Htein 氏は述べた。
引継ぎが終わると、次は新政権での省庁の廃止や統合の計画が注目されるであろう。
(Myanmar Times 2016年 3月17日版 第9面より)