火事に見舞われたミンガラ市場から退去させられて緊急に新しい場所を探しているショップオーナーは、高騰している賃料に奮闘している。
2016年1月9日にミンガラ市場で起きた火災は3,4,5,6階を通して広がり、1630店舗を破壊し、360億チャットに値する商品が被害を受けた。1,2階のショップオーナーは最悪の被害を免れた。しかし市場の閉鎖によって、現在、商品を販売、保管する場所を必要としている。
政府声明によると、大統領はショップオーナーのため一時的に市場を提供することを約束した。しかしショップオーナーは一時的な市場が整備されるのにどの程度の期間がかかるのか不明である。スタッフへの月給が未払いであるオーナーもいる。また火事の後に提供された場所は不適切で、不快な経験をしているオーナーもいる。
最も近い代替場所として近くのシュエミンガラー市場とシュエピーソン市場がある。
しかし家賃は今まで見たことがないほど高騰していると、ミンガラ市場の1階で洋服店を営んでいたNilar氏は述べた。
「賃貸料は火事の後高騰している」と彼女は述べた。シュエピーソン市場の賃料は現在、ミンガラ市場の何倍にもなっているとショップオーナーは述べた。
「町のアパートメントの賃料も上昇している」とNilar氏は述べた。「お金を持っている人は場所を見つけることが出来るが、私はこの賃料では借りることができない。私は政府が販売の場所を与えてくれることを期待し待っている」。
何人かのショップオーナーが倉庫としてアパートを借り、賃料を押し上げている。またアパートの1階はショップとして使用され、道に面したアパートの価格は上昇しているとある不動産ブローカーは述べた。
「これは予想外ではない」と彼は述べた。「巨大な需要と少しの供給は、価格の高騰を意味する。この状況は2010年と同様である。人々は販売場所が見つかるか懸念しており、再開計画を信用しておらず、ブローカーは市場を知っている」。
Darli Lin氏はミンガラ市場の1階でロンジーを販売していたが、2回目の火事により苦労している。2010年の火災の後、彼女は不適切な場所に移り高額な賃料を払う必要があった。
「同様のことが再び起こることを懸念している」と彼女は述べた。「価格が上昇していると聞き悲しくなった。私は再開場所がすべてのショップオーナーにとって良い場所であることを望む」。
政府はミンガラ市場の駐車場で再開すると述べたが、いつ行うのかは明確にしなかった。
一方で、近くのトーウィンプラザは既にミンガラ市場の元オーナーで埋まっている。
ミンガラ市場の火事の前のトーウィンの賃料は、100,000チャットであった。現在300,000チャットになり、空いている店はないとミンガラ市場の1階の洋服店で働いていたKaythi氏は述べた。
「私のショップのオーナーはトーウィンプラザに借りている」と彼女は述べ、6か月分の賃料を前払いしなければならないと付け加えた。「そのため一時的な市場がオープンしたら、既に(トーウィンプラザに家賃を)支払っているため両方の場所で働く必要がある」と彼女は述べた。
(Myanmar Times 2016年1月14日版 第8面より)