IKBZ、ミャンマーで新規オンライン事業の市場獲得を狙う

ミャンマーの民間保険会社のIKBZは今年、他社に先駆けパソコンや携帯を介したオンラインで保険販売を始める計画であると、同社の上級職員はミャンマータイムズに語った。
同社は2016年1月にオンラインでの保険の販売を始める予定であり、続いて数カ月以内に携帯で登録できる機能を追加すると、IKBZの社長Nay Myo Aung氏は述べた。
IKBZは、店舗販売はもちろんオンライン販売を行うミャンマーの初の保険会社になると信じていると、彼は述べた。ウェブサイトによると、同社は本店を含め14支店を抱える。
IKBZは、団体生命、火災、自動車、旅行保険などの11種の保険を販売している。建物に義務付けられている火災保険が主力商品だという。
死亡事故に伴う医療費などの高額費用を負担する健康保険は、最も新しい商品である。
健康保険産業が抱える問題一つは、保険数理士不足とリスク測定に使用する洗練された数理計算表がないことである。他にも保険業界一般の問題として、資産の長期的運用を望む企業が利用可能な投資の不足である。
「資本市場が機能していないことから、真の意味での投資を行うことができない」と Nay Myo Aung社長はいう。ヤンゴン証券取引所における初回IPOの今後の見通しによって、新しい投資の可能性が生まれるであろう。
「私たちは将来株式に投資を行う予定である」と彼は述べた。
民間保険業者は、2013年から市場参入が認められ、これにより国営のMyanma保険会社の独占が終了した。現在、Myanma保険会社を含め11の保険会社が国内で営業している。
(Myanmar Times 2016年1月11日版 第9面より)