MATAメンバーらを告訴、ミャンマーのSalingyi裁判所

6か月近い沈黙を経て、警察はザガイン管区の環境活動家の起訴手続きを進めている。
Myanmar Alliance for Transparency and Accountability(MATA)のメンバーであるTint Aung Soe氏は、繰り返し中国の採掘企業関係者との面会を試みたことにより、同区村人であるMoe Khaing氏とThawdor Tun氏の2人と共に、6月に起訴された。
地元住民は不法侵入の疑い、土地所有者に対する脅し、道路の遮断、採掘中の酸の使用といった問題を協議するために、Myanamr Yang Tse Copper Limited(MYTCL)との協議を希望しており、同社は地域開発に50万米ドルを費やし日雇い労働者の長期契約を行うと主張している。
Salingyi地区警察は侵略、脅し、妨害の3つで起訴したが、その後の措置は、事件が裁判所に持ち込まれた10月上旬まで何ら講じられなかった。6回目の公聴会が2015年10月4日から行われている。
「警察は11月8日の選挙を前に、起訴を再開させようとしているとみられ、現在非常に迅速に動いている。EITIの下で働いているグループのメンバーであるThwet Thwet Win氏は3、 4年前に起訴され、それ以来何も起こらなかった」とTint Aung Soe氏は述べた。
元は違法集会、不当拘束及び侵入に対する起訴であったが、6か月の懲役に問われる違法集会での起訴は、7年間の刑罰が科されうる犯罪的恐喝の1つに置き換えられた。
彼の弁護士であるThein Than Oo氏は、検察がこの事件を告訴した場合、考えられる結果について彼に助言した。
Tint Aung Soe氏は、MYTCLから計画や活動に関しての更なる情報を引き出そうと努力し続けたという。
「2014年2月に、私たちは村人に仕事を与えるよう求めた。私たちは再び5月に問題を提起し、彼らは7月まで回答を延期したが、現在まで何も進展していない。私たちは再び11月20日に問題を提起するつもりだ」と彼は述べた。
MYTCLはこの事件についてのコメントを控えた。ウェブサイトによると、海外へ拡大する国際的鉱山企業である弊社は、地元ミャンマーの労働者と国の自然環境への責任、社会や文化の持続可能性に対し積極的に取り組んでいる、とある。
Wanbao Mining は、「調和のとれた社会構築に貢献できるよう人間志向、協調とウィンウィンの関係、挑戦と改革、卓越の探求の企業文化を固守している」と述べた。
同社のSabetaungとKyisintaungでの操業はザガイン管区のMonywa地区に位置する約50万人の人口地域内の2つの主要鉱床のオープンカット銅鉱山として記載されている。MYTCLは2011年にここでの操業を始めた。
(Myanmar Times 2015年11月20日版 第6面より)