ミャンマーの押収された病院の投資家、MICに訴える

マンダレーの元Royal Rose 病院の敷地を市が押収し、ディベロッパーのCity Man社と都市開発委員会の間で、激しい議論が勃発した。
同社は2015年10月13日にChan Aye Thar San 地区で押収された建物と土地を取り戻すため、ミャンマー投資委員会に助けを求めた。
MCDC(マンダレー市開発委員会)は、ディベロッパーは市との30年間の賃貸借契約に違反していたと述べた。
投資委員会の回答は、市当局との交渉の奨励であった。
MCDCは、建物増床の要求と病院の運営は、当該土地に商業プラザと住宅を建設するという契約の条項に反するため行動を取ったと述べた。
MCDCは、建物を引き渡すよう3度警告しているが、同社はこれに従わなかった。
「MCDCはChan Aye Mandalar Housing and Plazaの建設を承認した。しかし、同社は、契約に反し、2階増築し、病院を開業した。そのため私たちは土地と建物を押収した」と市職員は述べた。
Royal Rose 病院は2013年に開業したが、伝えられるところによると建物の3階から上で運営されており、これを当局が違法クリニックであるとした後、今年初めにミャンマー医療評議会により閉鎖された。
問題の12エーカーの現場は、Myanma Railways社が所有するものであり、MCDCはこれを借り受けている。1996年に、現地当局は30年間の賃貸借契約に基づいてCity Manにホテル、商業施設、オフィス、薬局、住宅を建設する許可を与えた。
City Man社の部長U Tin Maung Ohn氏は、10月22日、ミャンマータイムズ対し、当局と戦うことで投資家を引き留めることができると述べた。「ミャンマー国民投資法によると、ミャンマー投資委員会の許可を受けた事業は国営化されることはない。違反には罰金をもって対処すべきで、押収すべきではない」と彼は主張する。「更に、このようなケースは、マンダレーから投資家を遠ざけることになるだろう」。
1月にマンダレー管区議会により制定された法律によると、賃借人が契約に反した場合、MCDCはその賃貸借契約を終了させる権限を持つ。しかし、2013年ミャンマー国民投資法において、政府は正当な理由なしに投資の承認を終わらせることはないと保証している。また憲法は『民間企業』の国営化を禁止している。
(Myanmar Times 2015年10月27日版 第8面より)