タイ・ミャンマー合弁企業、証券取引所のブローカーライセンス取得

タイのブローカーとミャンマーの合弁パートナー企業は、もうすぐオープンするヤンゴン証券取引所のブローカーライセンスを取得した。
ニューヨークに拠点を置くブローカーのAuerbach Grayson & Companyは10月20日に、タイ子会社のKT ZMICOと現地パートナーであるKTZ Ruby Hill証券が12月上旬にオープン予定であるヤンゴン証券取引所のブローカーライセンスを取得する4つの外国ブローカーの1つであることを発表した。
今年初めから57社が引受人、ブローカー、ディーラー、アドバイザーのライセンスを申請しており、ライセンス取得者の発表は散発的に行われている。
発表は、当初7月に予定されていたが、いまだ公開されていない。
10月8日に、大和証券グループは150億チャット(1,170万米ドル)の払込資本金を条件とした一時的な引受人ライセンスを取得したと発表した。
ミャンマータイムズの調べによると、AYA Bank, KBZ Bank、United Amara Bank、ほかに2つの企業を含めた合計8つの企業が条件付きの引受人ライセンスを取得した。
ミャンマー証券委員会の会長U Maung Maung Thein氏は昨日の電話インタビューで、10社に引受人ライセンスが付与される予定だが、最終的にライセンスが与えられるまで企業名を答えられないと回答した。
彼は明確な公発日を伏せたたが、11月中には行われるだろうと述べた。
12月中旬を開設予定とする証券取引所にはわずかな時間しか残されていない。一方で、ライセンスを取得した企業は取引法を確認し、上場基準に見合う企業、さらには株式公開(IPO)に意気込む企業探しに努めているという。
上場基準は8月に公開されており、最低5億チャットの資本金にミャンマー財務報告基準に基づいた2年間の利益、最低100の株主といった多くの条件が設けられている。
(Myanmar Times 2015年10月22日版 第9面より)