マンダレーの弁護士に対する中傷運動勃発

弁護士で活動家のNandar Myint Thein氏は、何者かによって彼女の名前を使った偽のフェイスブックページが開設されていると、2015年12月17日に行った記者会見で主張した。彼女はマンダレーで法律事務所を開いており、肌の色や人種、宗教に関係なく、刑事事件で起訴された人々の弁護を行なっている。
2013年にNandar & Associates Law & Audit Servicesを設立したNandar Myint Thein氏は、ソーシャルメディアの反感キャンペーンの餌食となっており、「Dr Seik Bwar」「Kabarkyaw lutthar」「BaeThan BaHman」という名前からの攻撃をうけている。
1年前から中傷キャンペーンは始まり、彼女の弁護士としての生活と警察との関係を非難されている。彼女は親イスラム主義であり、イスラム協力機構(旧:イスラム諸国会議機構)から支援を受けているとして非難された。仏教過激派であるBaeThan BaHmanは宗教問題で彼女の名誉を棄損し、彼女は特に15歳の娘に危険が及ぶことを懸念し、措置を取ったと述べた。
「私たちが中傷を投稿したBaeThan BaHmanに返信すると、彼はアカウントを削除した。彼らは私の名前と写真を使用し、偽物のフェイスブックページを開設していた」。また、彼女と偽り、サイトに投稿されたものによって、彼女は当局との関係に問題が生じていると訴えた。
彼女は、頭をタメインで巻いたMin Aung Hlaing上級総司令官の風刺画像や、伝統的なタメインや新しいミントグリーンの軍服を着用しているアウンサンスーチー氏の写真を投稿したとし、通信法条項66(d)に基づいて10月に起訴されている、Chaw Sandi(俗称:Chit Thami)氏の例を挙げた。男性が女性の伝統的なスカートを身につけている画像は、攻撃として認められている。
先週エーヤワディ管区Maubin地区裁判所で、Chaw Sandi Htun氏に対する裁判の1つが始まった。彼女の弁護士であるRobert San Aung氏は裁判で、彼女は1度も批判的なイメージ画像を投稿したことはないと主張した。「誰かが意図的に彼女の名前で偽のフェイスブックページを作成したかハッキングし、これらの写真を掲載している」と彼は訴えた。
Nandar Myint Thein氏は、偽のフェイスブックページは2月に現れ、10月31日に最後の投稿が行われている。彼女の友達やクライアントが偽物と気付かずこのページに多くの投稿を寄せたのち、11月に入ってやっと彼女はこのページの存在を知ったという。
「私は友人がフェイスブック宛に書類を送ったと言ってくるまで、まったく知らなかった。フェイスブックページは安全ではないし、投稿する暇などないため私は一度も使用したことがない」と彼女は述べた。「私は、だれがやったのか知りたい」。
彼女は既にマンダレー警察に被害の届出を済ませている。
(Myanmar Times 2015年 12月21日版 第3面より)