他の専門家も議論に加わった。著名な歴史学者であり、ヤンゴン遺産トラスト(Yangon Heritage Trust)の創設者及び議長でもある、U Thant Myint-U が2月、ヤンゴン政府がシュエダゴン近くのプロジェクトを休止したことに対して「勇気ある決定だ」とツイートした。
2015年5月12日、ヤンゴン遺産トラストの副議長及び委員長であるDaw Moe Moe Lwinは、同組織は、ヤンゴン政府及びMIC(ミャンマー投資委員会)が、Margaプロジェクトの全ての再査定を行うために現在の作業を中止する決定をしたことを歓迎すると述べた。
「全国的に重要なシュエダゴンパゴダ及びその他の歴史的な宗教遺産に近接しているこのプロジェクトは、何か決定がなされる前に、与える影響の可能性を非常に慎重に考慮するべきだ」と彼女は述べた。
「シュエダゴンや他の重要な文化遺産の周辺で提案されている建設計画は、あらゆる決定が下される前に、遺産を守るために、環境及び社会的影響を注意深く査定しなくてはならない」
Daw Moe Moe Lwinは、プロジェクトによる長期的な影響についての慎重な査定を見てみたいとも述べた。彼女はYHT(ヤンゴン遺産トラスト)のスタッフ及びマネジメントはDagon Cityプロジェクトの代表者と会っていないし、計画に対する助言もしていないと述べた。
フリーの専門家は、5つのプロジェクトはセンシティブなシュエダゴンパゴダに近いが、重要な建造物の近くに建物を建てるということは、世界中多くの似た実例がある、と述べている。
契約に基づいた大規模な建設プロジェクトの経験を持つ企業SEAFCO(Myanmar)の代表、U Zaw Zaw Ayeは、経験のある設計技師と企業は、近くの建設に影響しない方法で建物の基礎を建設することが可能である、と述べている。5つの休止されたプロジェクトは、最も接近する箇所がシュエダゴンパゴダから500メートル(1640フィート)である。
「センシティブな建物の近くに建設する場合は、注意深く、熟練の技術師による質の高い計画及び設計でなければならない。それから初めて、建設することができる」と彼は述べた。
「世界中で多くの建物が重要な建物の近くに建てられているが、そのようなセンシティブな建設も、依然として完成されている」
シュエダゴンパゴダは象徴的なだけでなく、宗教寺院でもある。そのため、プロジェクトに対する様々な感情があり、それが決定に影響を与えている、と彼は述べた。
(Myanmar Times 2015年5月13日版 第10面より)