Myanmar Strategic Holdings、ヤンゴンで私立学校を運営するため合弁を組む

4月6日に行われた、ロンドンに上場しているMSHの発表によると、Myanmar Strategic Holdings(MSH)とAuston Institute of Managementはヤンゴンで私立学校を設立し運営するため、合弁会社を設立した。
合意の一部として、MSHは民間教育機関のため約50万米ドルと推定される必要資金を提供し、Austonは業界知識、カリキュラム、管理能力を提供する。
既存の現金資産から初期資本拠出を調達しているMSHは合弁会社株式の70%を保有し、残りの30%はAustonにより保有される。
Austonはシンガポールとスリランカで私立学校を運営しており、生徒のためにエンジニア、情報技術、プロジェクトマネジメントのキャリアを提供している。現在までに約5,000人の生徒が入学している。
Auston College Myanmarと名付けられた施設はジャンクションスクエアの複合施設内にあり、3階にまたがり広さは700スクエアメーターに及ぶ。運営は来月開始する予定である。
初期カリキュラムには、技術エンジニアのディプロマ、建設事業管理のディプロマ、ネットワーク、情報システム及びセキュリティのディプロマが含まれている。
Austonは初年度に150名の生徒を目標としている。長期的には、400名の生徒が同コースに入学することを期待している。
合弁会社はまた、今後5年間でマンダレーや他の国内拠点へ拡大する機会を模索している。
「合弁会社はミャンマーに質の高い教育をもたらし、国の教育プラットフォームをさらに成長させることを可能にする」とMSHの最高経営責任者Enrico Cesenni氏は声明で述べた。

ポートフォリオの拡大
MSHはシンガポールとヤンゴンに本社を置き、ロンドン証券取引所に上場している。元投資バンカーで現在は同社最大株主であるCesenni氏が代表を務める。
MSHは、バガンにあるブティックバジェットホテルOstello Bello Baganの開発及び管理権の取得に伴い、2014年8月にミャンマーの医療市場に初めて投資した。そのポートフォリオは以来、バガン、マンダレー、インレー湖にある3軒以上のOstello Bello Hotelを含むよう拡大した。
2016年には、MSHはミャンマーで大人のためのWall Street 英語語学センターを開設するため、イギリスのPearson Educationから権利を取得することで教育市場を多様化した。それ以来ヤンゴンで2つのセンターを開校した。学校は現在合計1,000名の生徒が在籍している。
今年早期に行ったミャンマータイムズのインタビューの中でCesenni氏は、今後MSHは毎年ミャンマーに新しい英語語学センターを開校する予定であると語った。
また毎年ホテルを2~3加えることによりポートフォリオを拡大させ、新たなアクティビティやツアーを導入するなど、観光分野の発展のための事業者とのパートナーシップを計画しているとCesenni氏は述べた。
(Myanmar Times 2018年4月9日版 第7面より)